【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

繭取り鉢、そして線描飯碗に。

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繭を集めるのに使われていた繭取り鉢は、
手取りがとても軽い木が使われ、
内側は丁寧に刳られていますが外は軽くはつってあるだけです。

さてその鉢にのるのは、
岐阜県丹生川村で作られている「スクナカボチャ」。
長細く伸びた形はまるでヘチマのようです。
スクナカボチャはとても甘みの強い南瓜で、
水を少なめにして砂糖と薄口醤油で仕上げると、
ほくほくと美味しく頂けます。

スクナカボチャのスクナとは丹生川地方に伝わる
「両面宿儺(りょうめんすくな)」という顔と両手両足が
それぞれ2対あった怪人の名によります。
恐らく本当はその土地のとても強い豪族だったのでしょう。
大和政権に屈することなく戦ったため、
異形の人として伝えられていると思われます。
地元の人からは「スクナさん」と親しまれ、
カボチャにも名を冠しています。

今日はこのスクナカボチャを輪切りにし、
種と綿を抜いたところへ豆腐ハンバーグを詰めました。
ハンバーグの種は水切りした豆腐に鶏の挽肉、
細切りの人参、輪切りにした隠元、さらに卵、パン粉を加えて
粘りがでるまで捏ねればできます。
それをカボチャの真ん中に詰め、
ことこと弱火で煮込んでいきます。

霜降もすぎ朝晩冷えこむこの頃、
器は熱の逃げない蓋物が良いでしょう。
蓋をあけるときの楽しみをも思い描きながら、
古伊万里線描の飯碗に盛りました。


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