【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

三春人形のふるさとへ。

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福島県郡山市西田町高柴は、三春人形のふるさとです。
先週14日、訪ねてきました。

三春の町から3キロほど離れた山間に「高柴デコ屋敷」とよばれる
人形作りを生業としてきた家が集まっています。
今回企画展でお世話になる橋本広司民芸さんは、
そこから少しだけまた離れた高台にあり、
その昔、バーナード・リーチや浜田庄司も訪れました。

橋本広司民芸082

つい軒の深い立派な屋根に惹かれて外の写真を撮っていると
「どうぞ~」と17代目当主の広司さんがお声をかけてくださりました。

土間086

玄関をくぐると毎年1月にひらかれるだるま市のだるまが、ぎょろりとお出迎え。
これは3.11のあと、三春町在住の玄侑宗久さんが発の字を書かれたもの。
ほのぐらい家のなかに浮かびあがる、色とりどり華やかな三春人形に圧倒されました。

橋本アサさん

先祖代々の木型に和紙を貼るのは現当主のお母さんアサさん。
今年で「91歳と半分」とにっこり。
お話をしながらも手は休むことなく、空気が入らないよう、
細かなところをぎゅっぎゅう、指をしならせてお湯にひたした和紙で押さえつけていく。

「昔は蚕も飼ったし、たばこも作ったんだよ~。
冬になると春まで人形つくったんだよ~」
歌うようにアサおばあちゃんの昔語りがつづいて、
ずっとお聞きしていたかったなあ。

木型には和紙を切り出すときについた傷があり、
その傷はまた和紙で埋められていく。
「この子がいつも埋めてくれるから仕事がやりやすい」と
孫の将司さんのことも嬉しそうにお話いただきました。

木型0

木型はこの近くの山に自生する山やなぎの木。
いくつもの型を組ませることで、
一瞬の動きを閉じ込めた躍動感ある三春人形が生まれた。
三春のデコも初めは土人形だったが、
三春駒にみられる木を切る技術、近くに和紙の村があったことで、
いつしか和紙のデコに変わったそう。
その変遷は母屋の横の資料館で知ることができます。

膠 絵付け

木型を取り出した張子を継ぎあわせ、胡粉を重ね、絵付けをする。

絵付け101

ご自分の作るものがどうも小さくまとまっていて、
昔のものが大きく見えると悩まれた時期もあったという。
「無になれば、自然に教えられる」
「仕事が、教えてくれました」
そうして人を惹きつけるデコたちが生み出される。


高柴デコ屋敷で生まれた三春人形たちに、
ぜひ会いにきてください。

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楽し麗し手仕事展2012
 福島・三春人形の魅力 ×
 カンボジアの手織万能布クロマー 


4月28日(土)~5月6日(日)*2日(水)はお休み
10時30分~18時30分
金沢大野湊かたかご庵

○三春人形、三春駒の数々
○絵付け体験
○カンボジアの万能布 クロマー
○メトロポールのマフィンDEなごみカフェ               

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