【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

染付格子文そば猪口に。

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先週末、仕事で来県中の美山の茅葺き職人・屋根屋さんと
荘川の茅葺き職人のSさんたちと一緒に、
輪島市門前にある阿岸の里へ行ってきました。

阿岸には本誓寺という能登最古の浄土真宗のお寺があり、
その本堂の巨大な屋根は、今も茅で葺かれています。

今回同行させて頂いて初めて知ったのですが、
この屋根の葺き替えのために、
今年78歳になるTさんたち門徒の方々が休耕田を整備し茅場を作り、
納屋はもとより専用の保管庫まで建てて、
コツコツ茅を刈りためていらっしゃるとのこと。
本当に頭がさがりました。

今回はTさんが大切に育て収穫された茅を、
わけて頂くために伺ったのでした。
Tさんの納屋から一束直径30㌢くらいの束を150束、
屋根屋さんたちは実に手際良くトラックに積んでいきました。
それを見ていたTさんも「ほう、上手に積んだなぁ」。
これも屋根屋の腕の見せ所だそうです。
初めは茅を積むのをお手伝いしなくてはと思っていたのですが、
どうみても、邪魔になるだけだと悟り仕事ぶりを拝見。

そのうちTさんの奥様が出てこられてお話を伺っていると、
「これどうぞ、酢のものにすると美味しいよ」と、
ただ見ているだけの私なんぞに
磯の香りがぷ~んとする何とも瑞々しい海藻をくださいました。
これはカタノリと呼ぶ海藻だそうで、Tさん曰く「ワカメより美味い」。
軽く熱湯に通したあと生姜を効かせた三杯酢にして食べてみると、
コリコリとした触感が、確かにワカメより美味しい!
ご馳走さまでした。

さて、カタノリの爽やかな色合いは、
仕事に誇りをもち、また人生の先輩に尊敬の念をもって
接するSさんや屋根屋さんにも重なって。
すっきり気持ちの良い、染付格子文のそば猪口に盛りました。

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