【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

瓔珞文の向付に。

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子供の頃、好きじゃなく食べなかったのに、長じて食べるようになったものの一つに、冬瓜があります。

ちょうど今時分くらいから出まわる冬瓜は、平安時代から栽培されていたそう。利尿作用、新陳代謝を活発にするといわれていますから、これから暑さに向かう時季にぴったりの食材です。

緑色の繊維がわずかに透けて残るくらいに皮をむき、まずは昆布をいれ8分ほど火が通るまで下茹で。鍋をかえて白だしで完全に火を通して醤油、砂糖、みりんで味付け。最後に水溶きした片栗粉でゆるくとろみをつけて冷まし、味を染みこませます。
彩りにエビや枝豆などを添えて。大人には生姜をのせ、ピリリと味を引き締めても良いかもしれません。

肝心の器は江戸後期の古伊万里向付け。周囲は緑がかった青磁、縁には瓔珞文(ようらくもん)が描かれています。

瓔珞とはもともとインドの貴族階級の人々が身につけた装身具のことで、頭に飾るものを瓔、身に付けるものを珞といいました。
日本では仏像の装身具や御輿などの装飾に、瓔珞を見ることができます。

これらを図案化した瓔珞文は、中国の器に描かれた文様に倣っています。神霊はゆらゆら揺れるところに宿るとされることから、吉祥文として使われています。

もう少し冬瓜が翡翠色に仕上がったら、器の青磁と響きあったのですけれども、素人ゆえお許しを。

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