【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

赤膚焼の台皿に。

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akahada.jpg

akahada DSCF0002


業者の競り市では、売れ残りがないよう、
良い品にガラクタも一緒につけて一まとめにし、
競りにかけられることが多々あります。

この赤膚焼「元興寺瓦」と陽刻された台皿もそのひとつ。
おそらく奈良の土産ものでしょう。
店に並べるにはちょっと困る類いのものでした。

ですが、元興寺の文字を見たとき、十数年前の春浅い3月、
友人と連れ立って元興寺界隈を歩いた懐かしい時間に
すうと引き寄せられました。

蘇我馬子により建てられた元興寺。
本堂極楽坊の屋根瓦の一部は創建当時のものもあり、
行基葺きという拭かれ方のそれが、
天平の空に映えていた幻影を薄浅葱の空に視ていました。

近くには元興寺小塔院跡もあり、
塔をお守りしていたかつて教員だったというおばあちゃんから、
お寺の由来やらをお聞きしましたが、今はどうされていることでしょう。
ひとしきりお話を伺ったあと、
写真を撮らせていただきたいお願いすると、
カメラに手を合わせてくださいました。
今もその柔和な笑みがはっきりと浮かんできます。
奈良三椿の椿たちもまもなく咲きごろ。
奈良をまた訪ねたいなあ。

そんな感慨にひたりながら、
チェダーチーズたっぷりのスナック菓子を。
この台皿、使いやすく悪くないです。

5 Comments

vasenoir says...""
ホントです。
悪くないです。。。

そして良いお話でした。
2008.02.25 00:53 | URL | #- [edit]
花がたみ says...""
○vasenoirさん。
なにかを盛ってしまえば、悪くない(苦笑)です。
2008.02.25 11:48 | URL | #- [edit]
ひーろ says...""
奈良は中学生のころ行ったきりで
いってないなあ~
鹿男あおによしって奈良が舞台でした?
あなたの文章を読んで
元興寺
行ってみたくなりました
正倉院の宝物も
見てみたい
蘇我馬子の時代を
感じてみたいな…

2008.02.25 18:31 | URL | #- [edit]
花がたみ says...""
○ひーろさん。
金沢市立の中学校の修学旅行は、京都・奈良方面ですものね。
奈良は大人になっていくと本当の良さがわかります。
是非、いってきてください。
鹿男にも会えるかも!
2008.02.26 10:51 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008.02.26 12:39 | | # [edit]

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