【金沢大野湊発】骨董の器で、頂きま~す♪

「金沢大野湊かたかご庵」が贈る器とごはん、野の草花。 骨董と暮らす楽しみ、和文化をお届けします。

小ぶりな折敷に。

明日7月1日は金沢の夏の風物詩、氷室開きが行なわれます。藩政時代、加賀藩では毎年氷室で保存した氷雪を江戸の将軍家に献上していました。これに合わせて藩内の人々が蒸饅頭を作り、無病息災を祈って食べたのが氷室饅頭の始まりとされています。毎年6月下旬から氷室の7月1日まで、市内の和菓子さんの軒先には「氷室饅頭」の張り紙が見られます。素朴な味わいの饅頭は酒蒸し。包みを開くと芳醇な香りがします。私の好きな酒蒸の味...
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梅ジュース。

あと3~4日で、初めて仕込んだ梅ジュースができあがりそう♪梅の香りがほんのりとしています。どのコップでUpしようか、今から考えておこう。...
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古伊万里染付なます皿に。

蒸し暑い梅雨らしいこのごろ。すっぱい物、おまけに香りのある根菜が食べたい!とからだが欲し、ざっくりと切った牛蒡をきんぴら風に仕上げて、最後にお酢少々加え、擂り胡麻たっぷりいれて炒りつけ。こんなやっつけ料理でも、上手の伊万里に盛ると上品に見え助かります!?器の見こみには岩牡丹と呼ばれる伝統的な文様。そして宝珠のなかにはこれまた目出度い宝尽くし。中国青花の写しになります。...
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ぶち割れの染付四方皿。

。どうした弾みで、これでもかと割れた満身創痍のお皿。江戸後期の古伊万里の優品です。知人の骨董店に寄ったおり、戸棚の上で埃をかぶっていました。「あ~、もったいない、可哀想にね」と言ったら、あげるよというので貰ってきたものです。傷の具合からみると、どうも最近割れたようです。前の持ち主はアロンアルファで歪つにくっつけてしまい、いつも直しをお願いしている人にきれいに直せないかと打診したのですが、仮にもう一...
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古伊万里の長皿に。

艶やかな茄子が出回り、夏だなぁと思います。紫と紺色があわさった茄子紺の色は、好きな色の一つです。古伊万里の長皿には茄子の煮浸し。長葱と生姜を細かく刻んだものを散らして、香りづけをしています。長皿には「瓢箪から駒」が描かれていますが、葉を繁らせた瓢箪が窮屈そうに描かれていて、笑みを誘います。...
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ハンチング発売開始。

お知らせです。友人と運営するアンティークギャラリー堅香子で、古布を活かしたハンチングの販売も始めました。作り手はお店のお客さまでもある古布アトリエ卯山(うさぎさん)。お二人の物づくりの腕を見込んでお願いしたものです。藍染めや縞木綿などの貴重な古布を使い、街の風景にもとけこむように仕上げています。詳細はこちらへどうぞ♪...
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李朝堅手のお皿に。

一昨日、本屋さんで立ち読みした「高橋みどりの伝言レシピ」。雑誌クウネルに連載されていたもので、各号いろんな方のいろんな料理レシピが紹介された楽しい連載を本にしたものです。ほんの少し立ち読みした間に、私の目にはいったレシピがこれ。作った人自体が料理というには簡単過ぎてすみません!というくらいの簡単さも気に入って。茹で蛸をぶつきりにし、その上から小口切りしたワケギをたっぷりのせ、エキストラヴァージンオ...
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なます皿に。

なます皿とかシュンカン皿とよばれるお皿です。北陸ではタラ汁など骨付きの魚を汁に仕立てたものを、一昔前まではこの皿にだして食べていました。先の小皿、手塩皿と同じで寸法が大よそ同じだから、模様違いで集めて使うと楽しいです。上手(じょうて)の絵付けのものもあれば、写真のように下手(げて)な気取らない絵付けの物もあります。器には頂きもののジャガイモの飴煮。中まで味が染み入っていなかったところをみると、これ...
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手塩皿とりどり。

6月15日~18日まで「涼をよぶ 和ガラスと古伊万里染付展」を開催し、楽しい4日間を過ごさせて頂きました。展覧会のもようはこちらからどうぞ。さて写真の小皿たちはいずれも直径10㌢ほどの手塩皿というもので、私の住む地方では「てっしょ」となまって呼ばれています。ふつう10枚、20枚の組み物で売られて使われていたものが、いつしか半端になって仲間からはぐれていった子たち。寸法が同じなのでさまざまな模様を楽し...
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縄で編んだかばんに。

今日から冨山市にある店で、企画展がスタートしました。というわけで、料理を作って撮るというのは数日無理そうなので、以前に撮りためたものを載せてきます。今朝は8時ごろ頃に金沢を発ち、九時過ぎに店に到着。店の前庭からアジサイ、ドクダミ、ホタルブクロなどを切り、漆桶、ガラスのハエ取り、古伊万里のお神酒徳利、炭取り籠などに、どんどん投げ入れで……。写真は縄で編まれたカバン。畑に行く時にでも使われていたのでしょ...
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プレスガラスの鉢に。

北陸はまだ梅雨に入らず、昨日もお日様がかんかん照りでした。あまりに暑くて、まだ6月なのに冷たいものを食べることが多くなってきました。昨日のお昼も……です。冷たい中華麺の上に、ピューラーでうすくスライスした胡瓜で輪を作り、中に納豆、温泉卵をいれて白胡麻をたっぷり。スープはお酢がきいています。器は大正から~昭和の初め頃のプレスガラスの鉢。側面をよくみると4つの割り型をあわせてプレスしたものと判ります。と...
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織部釉の片口に(弐)。

ふだんはこんな風に、ただ花をいれて飾っています。紫陽花は好きな花の一つ。小学生のころ紫陽花が咲くと、学校へ行く私に祖母がもたせてくれたものでした。花留めには陶錘といって魚網の重りだったものを使っています。...
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織部釉の片口に(壱)。

まるいフォルム、ほどほどの織部釉、古格になっている口べりの金継ぎなどが気に入って求めた片口です。磁器ばかりだと無機質になりがちな卓を、このような民藝の味わいある陶器があると、ほのぼのと心和みます。いつもは花が投げこんで在ることの多いこの片口に、久々、料理をもってみました。底が深いので、何か一品をたっぷり盛るのに合い、かといってこの器だとそれがヤンチャに見えないのでとても重宝しています。今日の料理は...
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瓔珞文の向付に。

子供の頃、好きじゃなく食べなかったのに、長じて食べるようになったものの一つに、冬瓜があります。ちょうど今時分くらいから出まわる冬瓜は、平安時代から栽培されていたそう。利尿作用、新陳代謝を活発にするといわれていますから、これから暑さに向かう時季にぴったりの食材です。緑色の繊維がわずかに透けて残るくらいに皮をむき、まずは昆布をいれ8分ほど火が通るまで下茹で。鍋をかえて白だしで完全に火を通して醤油、砂糖...
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印判のお皿に。

ふだん普通に自分のためだけに食事を作るとなると、恥かしながら作るメニューもワンプレートで済むものになりがちです。そうなると出番の多いサイズは、うちの場合は7寸、約21㌢の大きさのお皿で、しかも印判。本当に普段遣いのものである。今の時季、大葉が安く手に入るので、大葉を使ってなんちゃってジェノベーゼ。フードプロセッサーのない我家では、松の実もニンニクも粗微塵に切ってからすり鉢で擂り、オリーブオイルをたら...
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和ガラスと染付で。

各地で梅雨入りの声がきこえるようになりました。私の暮らす金沢ももうまもなく。昨夜からの雨が今も降っています。蒸し暑い日本の夏をいかに涼しく暮らすか。昔から人々は知恵と工夫を働かせてきました。家のなかでは襖を簾戸に替えたり、御廉をさげたりし、また窓辺には風鈴を吊り、夏を涼しく演出しながら過ごしてきました。そのような工夫は食卓にも活かしたいものです。染付の青やガラスのもつ涼感にグリーンをあしらうだけで...
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李朝の台皿に。

韓国の李氏朝鮮時代(1392~1910)の工芸を、骨董の世界では李朝とよびます。どこか歪んでいたり、ユーモラスな表情をもったものが多く、手仕事の温もりを感じるものたちが魅力です。写真の台皿は素朴な民窯。皿と高台の連結部が大きく傾き、面取りも実にざっくりと粗いのですが、気取らない風貌が好きで、もう10年、私の傍にいます。皿の見込みには目跡と呼ばれる、李朝のやきものの約束ごととされる証がくっきりついています。そ...
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打ち出しの水注ぎに。

作る→撮る→食べる→太る……という緊急事態に慌てて、今日はきれいなフォルムの打ち出し水注ぎに、店の庭に咲いていたツユクサとドクダミ、ツルニチソウを投げ入れです。...
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そば猪口に。

骨董の器入門の大道といえば蕎麦猪口。手のひらにちょうど馴染む大きさを、昔の人は自分の体で感じて作ったのだろうなぁと感心します。写真の蕎麦猪口たちは、今から十年前、まだ古物商の免許をもたないころに、初めて買った記念すべき骨董です。もう一つ、山水文の猪口も一緒に買ったのですが、以前働いていた会社の同僚が退職する際にプレゼント。ちゃんと使ってもらっているかなぁと時々思い出します。蕎麦猪口として使ってもも...
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影青の碗に。

影青と書いて「いんちん」と呼び、一般には青白磁と呼びならわされています。だけど私は影青と呼ぶほうが、釉だまりにみられる白磁が青くうるんだようすにふさわしいと思い、そう呼んでいます。厚さ1ないし2㍉ほどの薄く引かれた器胎に、牡丹や蓮華の文様が優雅に刻まれ、そこに釉薬の清冽な青味をみることができます。青影の技法が開発された中国宋時代は、中国陶磁史の黄金時代。影青の器は日本、朝鮮、フィリピンを初めとする...
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