蒔絵の櫛・簪。

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通勤途中の道、形も色もとりどりの落ち葉に彩られています。
先人たちはこういう秋の趣きを「ふきよせ」と名づけて、
お料理の名前にもいたしました。

今月20日から、かたかご庵でおこなう企画展も、
古伊万里の器のほか、着物や帯、和小物、藍染め古布、灯りなど
さまざま展示することから、
「富貴よせ企画展」としました。

これからしばらくは企画展に出す品を
いくつかご紹介していこうと思います。

今日は美しい蒔絵と螺鈿がほどこされたべっこうの櫛と簪。
べっこうには虫食いもなく、蒔絵と螺鈿のコンディションもとても良い品です。
簪の玉は大振りで、シニョンに結いあげた髪に挿しても可愛い!
できればセットでお譲りしたいと思っています。




瀬戸の小皿に。



この秋一番の冷え込みになりました。
あたたかい焼き菓子が食べたくなり、
クランブルを多めに作りました。

クランブルは薄力粉、アーモンドパウダー、砂糖、無塩バターを
それぞれ同量ずつ合わせ、そぼろ状にしたもの。
季節のフルーツにかけて焼くと美味しいのです。

一番ポピュラーなのは林檎を使ったものでしょうか。
林檎を5ミリ厚のイチョウ切りにして耐熱容器にいれ、
クランブルをかけて200度のオーブンで20分焼いて出来上がりです。
お好みで林檎をバターでソテーして少し重めにしてもOK。
そのまま食べてもアイスクリームに添えても美味しいです。

今日はみかんを半分に切って耐熱のココットにいれ、
クランブルをかけてオーブンで焼きました。

熱々のみかんの汁に気をつけながら、
サクッサクッのクランブルの食感と香ばしさを楽しみました。

ココットからみかんクランブルを取り出して盛ったお皿は、
古瀬戸の小皿。
素朴な顔の小皿には、
やはり素朴なものが似合います。





織部の片口に。

oribe katakuchi

oribekatakuti200910261952000.jpg

大野町に拠点を移したことで、通うスーパーも変わりました。
以前に暮らしていた町では、徒歩2分のところにスーパーがありました。
けれども今だと一番近くのところでも、徒歩20分はかかります。

そこで最近は、仕事帰りに竪町にあるTストアによることが多くなりました。
繁華街にあるため、郊外のスーパーでは見られない客層があって、
店頭に並んでいる品々より、人間観察しているほうが面白いこともあります。
昨日もそのTストアに寄って、ターサイを購入しました。
その濃い緑が、ビタミンたっぷりあります、と訴えかけてきたからです。

帰宅してから、さっとごま油で炒め、しおぽん酢で味付け。
しおぽん酢は大野町にあるヤマト醤油が製造・販売しているもので、
ユズとスダチの2種の柑橘果汁が
とてもフルーティな味わいで気に入っています。
ターサイの風味と塩ぽん酢の爽やかな風味がマッチし
いい感じになりました。

料理とは言いがたいひと品を盛った器は、織部の片口。
時代は古くありませんが、こぶりな姿が愛らしく。
片口は好きな器の形です。




花嫁のれん。

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この夏は麻ののれんをオエの間と座敷の間にかけていましたが、
もう10月も下旬にさしかかり、そろそろ片付けようと思っていた矢先、
母が「花嫁のれん」を貸してくれました。
彩り豊かな加賀友禅の花嫁のれんのおかげで、
ぐっと部屋が華やかになりました。

金沢の嫁入りでは、
結婚式の前に嫁ぎ先の仏壇にお参りをする風習があります。
結婚式を家で行わなくなって久しい今では、
少なくなった風習かもしれません。

花嫁のれんは、花嫁が「花嫁のれん」を嫁入り道具として持参し、
式の当日、嫁ぎ先の仏間の入口にかけておきます。

嫁ぎ先の玄関で合わせ水という儀式を終えたあと、
花嫁がこののれんをくぐって、先祖のご仏前に座ってお参りをし、
それから結婚式をあげました。

こののれん、母の大切な品ですから、
当然、売り物ではございませんが、
11月の催しのときにはかけて、
皆さまにご覧いただきたいと思います。


<合わせ水の儀式>
実家の水と嫁ぎ先の水とを白い盃に注ぎ、
花嫁は飲み干したあと、
盃を地面に打ちつけて割ります。






 

富貴よせ企画展 「暮らしの衣替え 秋から冬」

日々、暮らしに寄りそうものたちも衣替えをさせて、
見た目も気持ちも暖か〜く冬支度。

染付から色ものの器へ、
ガラスから漆の器へ、
単衣から袷の着物へ、
灯りもぬくもりを感じさせるものへ。

そんな品々を集めた富貴よせ企画展を
11月の後半、かたかご庵で行います。

お近くの方はもちろん、
ご旅行で金沢においでの観光客の皆さまも、
古い町家ものこるお醤油の町大野へお越しください。


*************************************

富貴よせ企画展

暮らしの衣替え 秋から冬  
灯り、古布、色絵・土もののうつわ、着物

11月20日(金)〜23日(祝)
午前10時〜18時半
金沢大野湊かたかご庵 
(金沢市大野町3−4)



中国の水筒に。



町家巡遊09、金沢大野こまちなみフェスタの折、
大勢の皆さまにご来遊いただきましてありがとうございました。
11日は「きもの日和 着物で巡る港町の町家」という催しを行い、
不束ながら案内人として、ご参加いただいた皆様をお連れして
町家を巡っておりました。
留守のあいだ、お越しいただいた皆様、失礼いたしました。

さて、町家巡遊、こまちなみフェスタの期間中、
土間や床の間にはお月見のしつらいをしておりました。

元仏壇置き場を改装したスペースに飾ったのは
中国の水筒です。
表面に竜が浅く彫られています。

この丸い形(篇壺のよう)を月に見たてまして、
小机の上にうさぎの鼻煙壷をしつらいました。

水筒には裏庭で摘んだホトトギスとへクソ蔓。
1日ごとに秋が深まっています。



3連休は、富山と金沢へお出かけあれ!

来る10月10日〜12日の3連休は、
富山と金沢でそれぞれ開店しています。

☆富山からのお知らせ

「八尾 坂のまちアート」にあわせ、八尾店も開店いたします。
10月10日(土)〜12日(祝) 午前10時ごろ〜夕暮れまで。

町全体がアートになる3日間。
陶芸、染織、人形、切り絵、絵画、写真など多岐にわたるアート作品が、
八尾の町屋に展示されます。
各家に飾られる野の花アートもまた楽しみの一つ。
秋風ふく坂のまちをそぞろ歩きをしながら、
芸術の秋を楽しんでみませんか?


☆金沢大野からのお知らせ。

「町家巡遊09」「金沢大野こまちなみフェスタ*」にあわせ、
かたかご庵も開庵いたします。
10月10日(土)〜12日(祝) 午前10時〜夕暮れまで。

かたかご庵も企画展ほどの品揃えではありませんが、
目に眼福の品を・・・、ご用意いたしました。
秋らしいしつらいも、お楽しみいただけます。

富山と金沢、それぞれにご来遊お待ちしています!


*金沢大野こまちなみフェスタは11日(日)10時〜15時。
町家拝見、音子のコンサート、大野検定、句会などが行われます。






志田窯染付け5寸皿に。



金沢市東山に新しく和菓子屋さんができました。
「月天心」。
つきてんしんと呼びます。
茶屋街のあるエリアとは反対側の細道にあり、
築80年の町家を改装した白壁と木の風合いがいい店構え。
店内には古い升が埋め込まれる意匠など、目を楽しませます。

月天心のオーナーご夫婦は、
これまで三重県津市で営業されていました。
金沢の大学を卒業後、一度はコンピューター関係の企業に就職しましたが、
金沢でふれた菓子文化の豊かさが忘れられず、
和菓子職人に転身。
そしていつか和菓子職人の道に進むきっかけを与えてくれた地・金沢で、
開店しようという夢を実現されたのでした。

そんな物語のある和菓子店「月天心」。
ぜひごひいきに。
喫茶スペースもありますので、
美味しいお菓子をその場で味わうこともできます。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
月天心 
金沢市東山3-10-2
電話076(252)0287

午前十時〜午後七時(品切れ次第閉店)。
火曜定休、水曜不定休。
喫茶コーナーは四席。

プロフィール

花がたみ

Author:花がたみ
石川県金沢市在住。

お醤油のまち金沢市大野町で
古いうつわや道具、
本、草花などを楽しむ
「かたかご庵」を結んでいます。

また富山市にて友人と
「アンティークギャラリー堅香子」
を企画運営しています。

器と料理、時には花との
マリーアージュで、
骨董の魅力をお伝えします。

本館【ANTIQUE PLANETS】は、
リンクからどうぞ。








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